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親の介護にいくらかかる?在宅・施設別の費用を試算

執筆: 人生設計.com 運営者(中小企業診断士)更新日: 2026-06-12

結論からいえば、親の介護費用は在宅で月5万〜10万円、施設で月15万〜30万円が一つの目安で、介護期間の平均は5年前後とされます。総額では数百万円規模になるのが一般的です。重要なのは「子の貯蓄を取り崩す」のではなく、まず親自身の年金と資産で賄える範囲を確認すること。これが家族全体の家計を守る出発点になります。

介護にかかる費用の全体像(一時費用・月額費用)

介護費用は大きく2種類に分かれます。

  • 一時費用: 介護を始める際にかかる費用(住宅改修・介護用ベッドなど)。平均でおよそ数十万円が目安
  • 月額費用: 毎月継続してかかる費用(サービス利用料・施設費・おむつ代など)

このうち家計への影響が大きいのは、長く続く月額費用です。介護保険を使えば自己負担は原則1〜3割に抑えられますが、保険対象外の費用(食費・居住費・日用品など)も発生します。

在宅介護と施設介護の費用比較

在宅か施設かで、月額費用は大きく変わります。

介護の形態月額費用の目安
在宅介護(訪問・通所サービス利用)約5万〜10万円
介護付き有料老人ホーム約15万〜30万円
特別養護老人ホーム(特養)約8万〜15万円

在宅は費用を抑えやすい一方、家族の介護負担(時間・体力)が重くなります。施設は費用が高くなりますが、家族の負担は軽くなります。費用だけでなく、介護する側の生活との両立まで含めて検討することが大切です。

介護期間の平均と総額の目安

各種調査では、介護期間の平均はおよそ5年前後とされています。これをもとに総額を概算すると次のようになります。

  • 在宅中心(月7万円 × 5年 + 一時費用): およそ500万円前後
  • 施設中心(月20万円 × 5年 + 一時費用): およそ1,200万〜1,500万円

介護は期間が読めないのが難しい点です。短く済むこともあれば10年以上続くこともあるため、「平均」を起点にしつつ、長引いた場合の備えも考えておくと安心です。

親の資産・年金で賄えるかのシミュレーション

介護費用の原則は「親のお金で親の介護を賄う」ことです。子が負担を抱え込むと、子世帯の教育費や老後資金まで崩れてしまいます。

  1. 親の年金収入と貯蓄・資産を把握する(元気なうちに話し合っておく)
  2. 想定する介護形態の月額費用と比べ、不足が出るか確認する
  3. 不足する場合は、利用できる公的制度(高額介護サービス費など)を調べる
  4. それでも足りない分の負担方法を、きょうだい間で事前に取り決める

介護費用は形態と期間で大きく変わります。漠然とした不安を抱えるより、親の年金・資産と想定費用を並べて、賄える範囲を確かめてみてください。家族での資金計画に迷うときは、専門家への無料相談も役立ちます。

出典・参考

※ 本記事の金額は2026年時点の制度・統計に基づく概算です。最新の制度は各機関の公式情報をご確認ください。本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の勧誘や個別の投資助言ではありません。

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